弁当やをはじめて4年経つけど
いまだに毎日開店するときに
足が震えるほど緊張します
それがなぜかわからなくて
在庫をパンパンにしてみたり
ありとあらゆるシチュエーションを想定して
段取りばっちりにしてみたり
でも何をやってもすごい緊張
ずっと不思議だなー
と思っていましたが
先日、自分がかつて
〝アスペルガー傾向〟がある
と言われたことを思いだしました
アスペルガーだから
固定的に同じことをやるのは
とても得意
普段とちょっと違うことをするのが
大の苦手
だから、毎日誰が来るかわからないという環境が
とても恐怖で緊張していたというカラクリ
なるほど、なるほど‥
落語をやめて駄菓子屋になってから
特にお客さまはランダムになり
恐怖は増す一方でした
自分のテリトリー(そもそもこの考え方が間違い)に
初めてのお客さまが来ると
子ども、大人問わず
どこから来たの?誰の知り合い?
と根掘り葉掘り尋ねて
相手を把握しようとしてしまいます
お客さまにしてみれば
何コレ?! に違いない‥
が、しかし私にしてみると
これが精一杯のおもてなしのつもり(の、防御策)
あれ?
そういえば私は小さい頃
いるかいないかわからないくらい
おとなしいと言われていたなー
しゃべる声も小さいから
よく両親から
〝ハキハキおおきな声で!〟
と言われていました
いつのまにすごくよくしゃべる人になったんだろう‥
考えてみると色々な恐怖に打ち勝つために
しゃべりまくってきました
落語までやって
今さら人前で話すのは苦手ですって
ウソみたいだけどホントの話
気がついてから
無理に話すのをやめてみて
〝話さない〟ということが生む
無言の時間の圧につぶされそうな恐怖に襲われています
でも大丈夫
あ、こういうの苦手なんだなー
ってわかってさえいれば
そこまで苦しくならないんです
逆に頑張って喋ろうとするから
変に面白いことを言おうとして
他人を傷つけてきたことに気がつきました
本当の自分を少しずつ紐解いて
理解するのはなかなかに骨が折れるけど
とても楽しいこと
今日もド緊張しながら
初めてのお客さまにランチをお出ししました
こんな私
よくやってるぞ!!
って褒めてあげてます!!
(冒頭の写真は駄菓子屋に来るボクちゃんが書いてくれた〝おばちゃんの顔〟)