女将のつぶやき

悪戯

 

毎日たくさんのお子ちゃんと触れ合う

いろんな子がいる

やんちゃな子、お茶目な子、寡黙な子、甘えん坊な子、それはそれはもう書ききれないほどたくさんの色々な子がいる

そんななかで私が反応するのは

おとなしめの怒られないラインを守り切る子

たいがいそういう子は元気いっぱいの親分肌の子にくっついているのだが

ひとつひとつの発言についても細心の注意をはらい

何か勃発しても最悪自分だけは逃げ切れるというルートを確保しながら事を進める

きっとこれは考えてやっているわけでもなくこの世に生まれてわずか数年間で培った自分を守る生き方なのだと思う

まるで私そのものである

だから私はそういう子センサーが働いてしまう

私自身幼い頃から

どうすれば親から怒られないのかばかりを考えて生きてきた

少しずつ知恵がついてきて

こういう言い方をすれば怒られないとか、ウソをついているわけではなく

話しを盛ってみたり、削ってみたりしているうちにどれが本当のことかわからなくなることがよくあった

大きくなって学校とかに行くとそこにははちゃめちゃに怒られることしかやらないガキ大将がいた

私は心の底から憧れていた

でも怒られるのは嫌だったから

一緒に遊んでも自分が怒られないようなルートだけは常に確保し続けた

そうこうして今

私は今、最高で最上のメンバーに囲まれて日々を重ねている

リーダーはワンピースが大好きなルフィによく似た考え方の女の子

そこに属しながらも私はやっぱり我が身可愛いの気持ちが抜けきれずにいる

きっとこのチームのメンバーは誰も保身を考えていない

もしも誰かに一大事があったら

喜んで我が身を捧げられる覚悟ができている

が、しかし私はどうだ?

きっと一大事があったらあれやこれやの言い訳ばかりをして一人で逃げ切ろうとするのだろう

そんなの嫌だ!

逃げ切るためにこの世に生まれてきたわけじゃない!

みんなと一緒にとっ捕まって一番お前が悪いんだ!と怒られたい!!

がんばれ!自分!!

我が身を守るな!!

楽しんで楽しんで!素晴らしい仲間たちとおもしろおかしい悪戯を重ねて大笑いしながら死んでいける

そんな人生にシフトチェンジ!!

安パイをねらうのもうやめる!!

自分のことが大好きになれるために!!

 

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